SPIとは?

2021年1月12日

SPIはリクルート社が提供している適性検査です。利用企業数、受検者数ともにもっとも利用されている検査です。性格検査と基礎能力検査に分類され、用途別に多くの種類が用意されています。大学生の就職だけでなく、中途採用向け、高卒向けなどに分かれているので就職を希望する多くの人が受験する機会があります。

応募者が多い企業では、面接を行える人数に限りがあるのでSPIを用いた足きりを行うことがあります。せっかくのアピールポイントがあっても面接に辿り着けなくては意味がありません。

性格検査では自社との相性を判断していることもあります。入社してからのミスマッチを防ぐことで双方にとってマイナスを防ぎます。何が悪いというよりは求めている人材かどうかを早く知るきっかけになります。

SPIにはどんな形式があるの?

SPIには多くのテスト形式が用意されているのも特徴です。会場受験、社内受験、自宅受験などが用意されているので、どこかでSPIを一度を受験する機会があるでしょう。以下は形式の具体的な例です。

テストセンター:PCがある会場で受検する方式

インハウスCBT:利用する企業でPCを利用して受検する方式

WEBテスティング:受検者が用意したPCで受検する方式

ペーパーテスティング:主に企業内で受検するペーパー方式

形式によって、試験時間数、出題範囲、問題数に差があります。形式に関わらず対応できる能力が求められます。

PC用いた試験では問題ごとの制限時間が決められていることがあります。制限時間を過ぎると自動的に先の問題に進むので制限時間内で解くことを意識しなければいけません。また、途中までの正答率で問題の難易度が変化していきます。正解率が高いほど、ハイスコアが期待できることになります。

SPIはどんな内容なの?

基礎能力検査と性格検査で構成されています。基礎能力検査は言語能力と非言語能力に分かれます。テストセンターでは英語を受験することもできます。

言語能力:国語の能力を測る検査です。

漢字、語句、読解など幅広く出題されています。

非言語能力:主に数的能力を測る検査です。

日常でよく使われる数的能力が主に問われます。

グラフの読取りなどビジネスの現場で必要な要素も出題されます。

SPIの性格検査では何が問われるのか?

行動的側面、意欲的側面、情緒的側面、社会関係的側面を測る検査です。

自分をよく見せようとしても検査では影響しないことになっているそうです。

SPIはどのように評価されるの?

知的能力と性格の測定から人物イメージ、チェックポイント、職務適応性、組織適応性が評価されます。能力テストを点数だけで評価するテストではないとされています。

応募多数の企業が足切りに使うラインは実際のところ、企業ごとに違うのでわからないというのが現実です。SPIの結果として与えれるデータをどのように活用するかによっても違うので、何点以上ということはないでしょう。

どのようにデータを活用されてもいいように速く、正確に、幅広い範囲で得点できることを目指すことが大切ではないでしょうか。苦手分野を作らないように、自分の弱点を分析して練習するように心掛けましょう。

SPIはいつから対策すればいいの?

いつからというよりは、できるだけ早めに対策を始めるのが理想です。各々のレベルに差があるので、対策を始める前に自分のレベルを認識をするのは早ければ早い方が良いでしょう。大学生であれば、1年生でも2年生でもいいので、時間のあるときにSPIの模試でも解いてみましょう。

SPIはなぜ難しく感じる?

SPIの中でも非言語は難しいという意見は多く聞かれます。確かに幅広い範囲から出題されて、比較的短時間で解答しなければならないので難しく感じられることがあります。実際の問題を見ると、小学生の算数や中学生の数学で見たことのある問題に似た問題が多いです。


苦手意識が強い人はSPIの非言語がわからないのではなく、小学生の算数や中学生の算数に弱点がある可能性があります。分野ごとにどこで間違ったのかを確認してみると、自分のつまずきポイントが把握できます。つまずきポイントが見つかったら、ぜひ前に戻って練習しましょう。安易にテクニックに走るより、弱点を克服する方が結果として近道になることが多いです。

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